クリスマスプレゼントに…とっておきの絵本を贈ろう!
一年に一度のクリスマス。小さな子には何をプレゼントするのがいいでしょう。知育玩具にキャラクターもののおもちゃ、洋服などもいいですが、大きくなってもずっと思い出に残る物を贈るなら絵本がおすすめ。美しい絵や言葉、物語は幸せなクリスマスの思い出と共に、ずっと子供たちの記憶に残りますよ。
クリスマスに子供へ贈る絵本|選び方のポイントは?
絵本は対象年齢に合ったものを選ぶのが大切。パパママはつい言葉や道徳観を学べそうな絵本を選びがちですが、まずは子供たちの「絵本って面白い!」という気持ちを引き出してあげて。クリスマスは子供たちにとっても特別な季節。プレゼントやサンタクロースがテーマの絵本で、ワクワク感を盛り上げるのもいいですね。
0歳・1歳向け4選|楽しい絵がいっぱいのワクワク絵本
生まれて初めてのクリスマスプレゼントになる0歳、1歳に贈る絵本。素敵な一冊を厳選してあげたいですよね。パパママの膝の上で絵本を見るのは、赤ちゃんにとっても幸せな時間。カラフルな絵やオノマトペがいっぱいの楽しい絵本を紹介します。
愉快な動物たちがいっぱい!クリスマスには絵本の動物園にでかけよう
窓を開けたり、穴に指を入れたり。赤ちゃんは絵を見るだけでなく、手でも遊べる絵本が大好き。クリスマスの朝には、赤ちゃんと絵本の中の動物園で遊びませんか。
個性的でファンタジックなイラストで描かれる動物園の絵本。赤ちゃんが喜ぶ仕掛けも満載で、隠れた動物たちを見つけるのが楽しい。お子さんが小さいうちは動物園に出かけるのも一苦労。絵本の中の動物園で幸せな時間を過ごしましょう。
大日本絵画
どうぶつえんをのぞいてみよう
絵本を読みながら、赤ちゃんもママと一緒に「ぽぽぽぽ」
まだ言葉が喋れない赤ちゃんも擬音や擬態語のオノマトペは大好き!ママの膝の上で一緒に声に出して楽しめる絵本をセレクトして。
人気作家・五味太郎の絵本。子ども機関車とお母さん機関車が一緒に野を越え、山を越え。ページに書かれているのは機関車が進む「ぽぽぽぽ」や「ぼぼぼぼ」の音だけ。親子で機関車のまねをして楽しみたい一冊です。シリーズものなので、他の本とセットにして豪華なクリスマスギフトにしても。
偕成社
ぽぽぽぽ
国民的詩人の絵本は、色と音だけの不思議な世界
まだはっきりとしたストーリーの分からない赤ちゃんには、絵本は色彩と音がつまった宝箱のようなもの。初めてのクリスマスギフトに、こんなユニークな絵本はいかがですか。
谷川俊太郎の絵本。国民的詩人の言葉のセンスが光る、独特のオノマトペが魅力。音に合わせて色の塊がふくらんだり、転がったり、はじけたり。物語の筋などはありませんが、不思議と楽しさや怖さを感じさせられます。繰り返し読みたくなる、素敵な絵本です。
文研出版
もこ もこもこ
クリスマスにぴったり!赤ちゃんには色彩豊かな絵本を
赤ちゃんにはまだサンタさんやトナカイが出てくる絵本は難しいかも。でも赤と緑でクリスマス気分が盛り上がる絵本は素敵ですね。
大人気はらぺこあおむしの英訳付き。絵を指差して英語の呼び方を教えてあげると、赤ちゃんも新しい言葉に興味を持つかも。はらぺこあおむしは美味しそうな食べ物が沢山でてきたり、ページに空いた穴に指を通したりして赤ちゃんも楽しめる絵本。グラフィカルな色彩もギフトにぴったりですね。
偕成社
はらぺこあおむし 英訳付き
2歳・3歳向け4選|言葉遊びやキャラクター達に夢中になれる絵本
言葉の発達がめざましい2歳・3歳の幼児期。言葉遊びでおしゃべりが楽しくなるような絵本もおすすめです。また簡単なストーリーも分かるようになるので、魅力的なキャラクターが出てくる絵本に夢中になる子も。クリスマスのギフトにふさわしい、とっておきの個性派絵本を紹介します。
おおかみ君の強烈なキャラクターが魅力。愉快でちょっぴり切ない絵本
お話がよく分からなくても、子どもたちにも登場キャラクターの魅力は伝わります。ママは眉をひそめてしまうかもしれない、こんな絵本はいかが。
一人ぼっちのおおかみの男の子のお話。他の動物たちと仲良くしたいけど、仲間に入れない。そんなときにおおかみ君が口にする「け」という言葉が不思議と胸に残ります。小さいうちは一緒に「け!」と声を上げて楽しみ、成長するにつれ切ない心情が理解できるように。クリスマスに勧めたい、奥深い絵本です。
福音館書店
やっぱりおおかみ
言葉のリズムが楽しい!カラフルな刺繍がたっぷりの豪華絵本
英語圏の子どもたちが生まれたときから親しんでいるマザーグース。優れた翻訳なら、日本語でも十分に言葉のリズムを楽しむことができます。
刺繍でマザーグースの世界観を描いた、美しい絵本。ハンプティダンプティやボー・ピープなどお馴染みの歌が収録されています。色鮮やかなアップリケや刺繍がふんだんに盛り込まれたページは、お子さんだけでなく読み聞かせをするママも楽しめそう。クリスマスらしい豪華な雰囲気の絵本です。
評論社
ししゅうでつづるマザーグース
小さな子にも嬉しい仕掛けがいっぱい!可愛いペネロペのクリスマス絵本
素直でチャーミングなコアラの女の子ペネロペは世界中の人気者。有名絵本作家の手による親しみやすい絵柄で、子ども時代の宝物になる絵本です。
ペネロペのしかけ絵本。皆が集まるクリスマスパーティーに心弾ませるペネロペ。ワクワク感を盛り上げる、楽しい仕掛けがページに盛り込まれています。お話だけの本には退屈してしまうというお子さんにもぴったり。クリスマスギフトにぴったりな、大きめサイズの豪華絵本ですよ。
岩崎書店
メリークリスマス ペネロペ
変幻自在&優しい心にほっこり。バーバパパたちのクリスマスイブの夜
フランスのロングセラー絵本バーバパパシリーズ。自在に体を変えられるバーバパパ家族は日本でも有名ですね。植物や小さな生き物たちに向けた優しいまなざしが人気の理由かも。
バーバパパ家族のクリスマスを描いたお話。クリスマスに欠かせないモミの木を取りに行ったバーバパパ家族。ですが木は動物たちの家でもあると知って、皆にとって一番いい方法を考えようとします。カラフルで可愛い絵柄は、小さなお子さんにも喜んでもらえそう。
講談社
バーバパパのクリスマス(作/アネット・チゾン、タラス・テイラー)
4歳・5歳向け5選|サンタさんやプレゼントがテーマの絵本
4歳から5歳頃になると、クリスマスのキラキラした雰囲気が子供にも伝わるようになります。サンタクロースやプレゼント、あるいは雪ダルマなどが出てくる夢のような絵本はいかがですか。小さい頃の楽しいクリスマスの思い出と合わせて、大人になってもずっと大切にしてくれるかもしれません。
理想のクリスマスの一日を描いたワクワク絵本
キラキラした街を歩いて、素敵な物を買って、家族や友達とパーティー。そんな子どもが思い描く理想のクリスマスを詰め込んだ絵本は、プレゼントにぴったりですよ。
可愛い動物たちに訪れた、幸せなクリスマスの一日。主役の仲良し4人組を中心に、脇役の動物たちもさまざまなクリスマス・ストーリーを繰り広げていきます。読み返すたびに新しい発見があるのが魅力。クリスマスの後も、楽しかった一日を思い出しながら読みたい一冊です。
講談社
クリスマスのおかいもの(作/たしろ ちさと)
サンタクロースについて聞かれたら、この絵本がベストアンサー
子どもが成長したときには避けられない質問「サンタさんって本当にいるの?」。困ったなと思う前に、親子でこの絵本を読んでみませんか。
子どもがサンタクロースについてパパに質問する形でページが進んでいく絵本。パパの答えには我が子に対する誠実さとロマンの両方が感じられ、大人も思わず感心させられます。あともう少し幼いままでいてほしいという親心も垣間見えて、ちょっとホロリとする絵本です。
福音館書店
サンタクロースってほんとにいるの?
素朴な絵で描かれる心温まるクリスマス・ストーリー
テレビや動画で強い刺激に慣れている子ども達。絵本もヴィヴィットな絵柄がトレンドですよね。でもおじいちゃん・おばあちゃんから贈るなら、こんな穏やかな作風もいいかも。
馬のブランキーが幸せになるまでを描いた絵本。ずっと辛い目にあってきたブランキーが、サンタクロースに助けられるハッピーエンドの物語です。絵もお話も素朴な雰囲気で、心に静かに染み入ります。幼い今だからこそ読んでほしい、珠玉の一冊です。
福音館書店
くろうまブランキー
雪だるまと遊んだ不思議な一夜。ちょっぴり切ないファンタジー絵本
子どもの頃、窓の外が雪に覆われて真っ白になったときのワクワクは忘れられませんよね。きっと不思議なことが起こる、そんな子どもの空想を形にした絵本があります。
アニメにもなった、世界的ファンタジー絵本。文字が無いので、まだ字が読めないお子さんでも絵を見てストーリーを追っていくことができます。冬の夜の、男の子と雪だるまの交流を描いた一冊。ラストの余韻がいつまでも心に残る、不朽の名作です。
評論社
ゆきだるま
男の子がママを想う気持ちを丁寧に描く、幻想的な絵本
クリスマスといえば子どもたちの一番の楽しみはプレゼント!でも4、5歳になったら、もらうだけでなく人にプレゼントをする喜びを絵本で学ぶのもいいかも。
優しく幻想的なタッチが人気の、バーナデット・ワッツの絵本。男の子がお母さんに「世界一きれいな木」を贈ろうとするストーリー。美しいイラストで季節の移り変わりが表現されていて、自然とお話の中に引き込まれます。綺麗な表紙を見せて飾っておきたくなる一冊です。
BL出版
ピーター
小学生低学年向け4選|絵本から広い世界に目を向けよう
小学校に上がると、周りの環境や人間関係にも新しい変化を感じるように。クリスマスギフトの絵本をきっかけにして、より広い世界に興味を持ってくれるようになるかもしれません。お子さんの想像力を伸ばす、優れた物語絵本を紹介します。
絵本で学ぶ遠いアフリカの子どもの暮らし
子どもたちは絵本に出てくる同じ年頃の子どもに興味をもつもの。自分とは全く違う暮らしの、異国の友達のお話は子ども達の心をつかむでしょう。
アフリカの女の子の一日を描いた絵本。一日のほとんどの時間を生活用水を汲みにいくことに費やす女の子。勉強や遊びの時間もとれない厳しい暮らしですが、女の子の目に映るアフリカの風景は不思議なくらい光り輝いています。クリスマスギフトにぴったりの、美しい絵本です。
さ・え・ら書房
みずをくむプリンセス
まるで長編アニメーション映画!雲の向こうの不思議な世界
ダイナミックな構図とアニメーションを観ているような独自の作風で、想像力を刺激する絵本作家・ウィーズナー。クリスマスギフトにおすすめするのは長編映画さながらのこちらの絵本です。
主人公がビルの展望台で出会った雲の子に連れられ、雲の向こうの不思議な世界を旅する絵本。文章やセリフはなく、絵だけで物語が進行していきます。ワクワクする冒険ストーリーは男の子たちにも喜ばれそう!普段あまり絵本を読まないお子さんにもおすすめ。
BL出版
セクター7
世界的ベストセラー絵本には、子どもの自尊心を守る大切なメッセージ
学校に上がれば勉強や運動で人と比べられ、ときに自信を失くしてしまうことも。一人で悩みを抱えている子どもたちに寄り添う、こちらの一冊をどうぞ。
世界的ベストセラー絵本。奇妙なルールに支配される人形たちの世界。毎日他の人形から「ダメ」シールを体に貼られて悩む主人公が、自分の本当の価値に気づくまで。子ども達が外の世界で傷ついたときにも、この物語が胸に希望の光を灯してくれます。クリスマスにふさわしい優しい絵本です。
いのちのことば社
たいせつなきみ
3世代で楽しめる!クリスマスには不朽の名作冒険絵本を
およそ100年前にベルギーで誕生してから、世界中で愛され続けるタンタンシリーズ。クリスマスにはパパやおじいちゃんも子どもの頃に夢中になった絵本を贈りませんか。
タンタン2作目となるアフリカ舞台の絵本。シリーズには政治や化学をテーマにした難しい話もありますが、初期の作品はドタバタ冒険活劇で小さな子どもも楽しめます。タンタンと愛犬スノーウィが好きになったら、お子さんもきっと全巻読みたくなりますよ。
福音館書店
タンタンの冒険 コンゴ探検